人類未踏の20億年前の地【ギアナ高地】
異世界スポットchの時間です。
今回紹介するのがこちら。
コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、ギアナ、ブラジルの6カ国と地域にまたがる【ギアナ高地】である。
どうやってできたか。18億年前にギアナ楯状地一帯が沈下した。そこに淡水湖ができた。その湖底に一億年かけて堆積物が積み重なっていって2000メートルほどになった。これが現在のギアナ高地の卓上地の主要部分となっている。
16億年前ほどに湖周辺が隆起、海面を越した。それ以降水没することはなく陸地として存在し、想像もできない時間、風や雨に浸食され続け、硬い岩盤だけ残り地層に沿ってテーブル状になった。超適当に説明しちゃうとこんな感じ。
地球の大陸はもともと1つで、2億5000年ほど前に大陸移動が始まった。6500年前に現在のように完全にバラバラになったのである。しかしギアナ高地は、大陸が分裂する際の回転軸に当たる場所だった。その為、ギアナ高地の場所はずっとそのままで他の大陸は気候変動の影響を受けたがここだけはずっと熱帯気候。なので進化も独特で本当の意味で別の世界が確立されているのだ。
世界最後の秘境と言われる超大自然。なぜ地球最後の秘境と言われているかというと、この写真にある、テーブルマウンテンが地球上で最も古い岩石からなっているからである。
約20億〜30億年前のものと言われており、テーブルマウンテンは地上と完全に隔絶されていて太古の独自の生態系が残る。
例えば飛べないカエルがいるなど、ギアナ高地の動植物の75%はギアナ高地にしかいない動植物と言われている。
ここの上だけはみんなが知ってる地球ではなく別の世界なのだ。さらにギアナ高地は、大陸移動の回転軸に位置するため、地面が動くことはない。
ギアナ高地の中心はベネズエラのカナイマ国立公園とされており、そして、数多くの場所がまだ人類が一度も踏み入れたことのない人類未踏の地である。
心が躍る踊る。こんな所歩けたらどんな気持ちになれるのか。
そんなギアナ高地の中から今回は、特に異質な場所である2箇所を紹介していきたい。
1つ目は【アウヤンテプイ】
ギアナ高地の中のテーブルトップマウンテン。つまり1番優秀な子ってこと。ヘリコプターでしか行けません。先住民ぺモン族の言葉で悪魔の山の異名も持つ。面積は東京23区がちょうど入るくらいと言われています。規格外ですね。
その中には、世界最大の滝【エンジェルフォール】があり、落差979メートル。スカイツリーより全然高く、高すぎるが故に滝壺がなく、地面に水が着く前に水しぶきになって消えてしまいます。滝の概念を軽々と覆してしまう、世界で唯一の滝ですね。
ちなみにツアーでこのアウヤンテプイに行こうとすると、約90万くらいだそう。前澤社長のお年玉企画で丁度良いぐらいだね。
そして、2つ目が【サリサリニャーマ】
テーブルマウンテンの一つで、最も人類とかけ離れた場所と言われる。未だに謎だらけ。
こちらもヘリコプターで行きます。ここの際立った特徴は山上の陥没穴で、少なくとも8つあると言われています。なぜ没落穴ができたか簡単にご説明させて頂くと、地下に水が湧き出ていて洞窟を作った、です。それで天井が落ちた、です。最大で深さが350m。東京タワーもすっぽりでちゅ。ここにも孤立した生態系があり、ここにしかない動植物の固有種がある。その数なんと3000種です!!!!
各テーブルマウンテンで固有種が存在すると、どのテーブルマウンテンの固有種が最強なのか、トーナメント形式で戦わせたいですよね。リーグ戦で一通り全チームと戦わせて、各チーム強みと弱点が見え隠れする、そんな総当たり戦も面白い。興奮丸。
今回はこんな感じ。
世界にはギアナ高地だけじゃなくて、みんなに知られていない異世界や秘境がもう調べ尽くせないほどあるんだ。世界って我々が思っている以上にめちゃくちゃ広いんだよ、確実に。そんな沢山の場所をこれからもみんなに紹介していけたらいいなあと思ってます!
サヨウナラ。マタコンド。